社会保険労務士とは
社会保険労務士制度は、企業の需要に応え、労働社会保険関係の法令に精通し、適切な労務管理その他労働社会保険に関する指導を行い得る専門家の制度です。
この制度は、労働・社会保険に関する法令の円滑な実施を図り、事業の健全な発展と労働者等の福祉の向上を目的とした社会保険労務士法(昭和43年6月3日法律第89号)により定められています。
社会保険労務士とは、社会保険労務士法に基づき、毎年一回、厚生労働大臣の委託を受け全国社会保険労務士会連合会(連合会)が管轄する社会保険労務士試験に合格し、かつ、2年以上の実務経験等のある者で、全国社会保険労務士会連合会に備える社会保険労務士名簿に登録された者をいいます。令和2年3月31日現在、社会保険労務士は全国で42,887人います。
主な業務の紹介
年度更新・算定業務
労働保険の年度更新事務(7月)・社会保険の算定業務(7月)は、人材的にも大きな負担になっています。社会保険労務士は、年度更新、算定基礎届をはじめ、労働社会保険の加入・脱退、各種給付金の請求、帳簿書類の作成などの事務手続きをスピーディに、しかも的確に処理いたします。
年金相談
現在の年金制度は新旧の制度が併行しているため、大変わかりにくいようです。社会保険労務士はすべての年金相談に応じます。適切な事務処理についてアドバイス、各種書類を依頼人にかわって作成・提出いたします。
安全衛生管理
労働災害の防止は、重要な福祉対策の一環です。社会保険労務士は、作業場や工事現場での安全衛生・管理対策などのアドバイス指導によって、労働災害の防止に努めます。
人事・労務管理
労働環境の改善が勤労意欲を大いに高めます。社会保険労務士は、就業規則の作成、給与制度の改定等のアドバイスをはじめ、コンサルタントとして、事務所の健全な発展に貢献いたします。
開業する時
- 就業規則や賃金体系整備の相談
- 社会保険(健康保険・厚生年金保険)加入手続き
- 労災保険・雇用保険加入手続
- 就業規則、退職金規程の作成及び届出
- 各種助成金手続
日常業務
- 従業員の入社、退社時の手続き
- 各種給付金の請求
- 労働保険年度更新
- 社会保険算定基礎届
- 年金の相談・裁定請求
- 労働災害の防止、安全衛生対策
採用する時
- 求人票の提出、面接等採用時の相談
- 各種助成金手続
事業拡大・事業の見直し
- 就業規則、退職金規程の見直し
- 雇用管理、労働時間管理
- 人事、賃金制度策定及び見直し
- 福利厚生制度立案及び見直し
その他
- 労働関係に関する紛争